資産運用を検討中・・・株式投資と外貨預金、どちらがいいの?_アイキャッチ
右肩上がりの給料が期待できない昨今、注目されているのが手持ちの資金を投資することで運用益を狙う「資産運用」です。
資産運用には投資する商品によっていくつかの種類がありますが、王道とも言えるのが外貨を運用する「外貨預金」と、株式を購入して運用する「株式投資」があります。
株式投資と外貨預金のどちらが有利なのでしょうか。それぞれの特徴とポイントについて見てみましょう。

為替差益と金利が大きく影響する外貨預金

日常生活の一環として何気なく利用している銀行預金ですが、預けた金額に応じて利息が発生するという点においては預金も立派な資産運用の手段の1つであり、ボーナス期のキャンペーン金利はもっとも身近な運用方法の1つといえます。
この預金の仕組みはそのままに、運用する資産を円ではなく外貨としたのが「外貨預金」です。
外貨預金の特徴として、預入期間に応じて発生する利息の他にも、預入時と払戻時の両替価格である「為替レート」によって為替差益が狙える点があげられます。
特に日本は財政的・政治的リスクが先進諸国の中では比較的小さいとされ、「有事の円買い」という言葉もある程度には安全資産とされているため、リーマン・ショックや欧州債務危機、イギリスのEU離脱をめぐる国民投票などの大きなイベントがあるときに円高になりやすく、そのタイミングを狙って取引をすることで大きな利益を期待できます。

企業の成長期待と収益に期待する株式投資

現金を預けるだけの預金と異なり、より積極的な運用を目指すのが企業の株式を購入する「株式投資」であり、その内容は短期の売買益を狙う取引から中長期の成長期待にかけた取引まで実に様々です。
短期の売買益を狙う取引は短期間で大きな資産を築くこともできますが、レバレッジをかけた取引をしていると大きな損失を被る可能性があり、中長期の成長期待にかけた取引であれば安定した運用ができるものの企業分析などに時間をとられることとなります。
それぞれの投資スタイルにはメリットとデメリットがあるため、どの程度の収益を狙うのかや運用できる資産などの様々な条件から、勘案して投資スタイルを決める必要があります。

外貨預金と株式投資のどちらがいいのか?

このように運用する資産が外貨と株式で異なり、収益の上げ方も異なる外貨預金と株式投資は、どちらが有利なのでしょうか。
結論から述べると、どちらか一方ではなくバランスよく資金を分配して運用することが欠かせません。

ある1つの資産に資金を全額投じると、その資産に何らかの問題が生じて大きく値下がりしたときに、大きな損失をこうむることになります。
そのような事態を避けるために有効な考えかたと言われているのが、バランスよく資金を分配することでリスクを分散する「ポートフォリオ」の考えかたです。
このポートフォリオの考えかたを提唱した経済学者のハリー・マーコウィッツは、このポートフォリオ理論により1990年のノーベル経済学賞を受賞するなど、現在の資産運用の方法としてごく基本的な考えかたとして浸透しています。
そのため、外貨と株式のどちらかに偏った資金配分ではなく、バランス良い資金配分を心がけ、それを維持することが安定運用には欠かせないと言えるでしょう。

おわりに

「貯蓄から運用へ」が主張される現在、資産運用の重要性はますます高まっていますが、その手段についてリターンとリスクを十分に把握して投資をすることは安定した運用のためには欠かせません。
資産運用をするときには、バランスのよい資金配分になるように留意して取引をおこなうようにしましょう。

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ライフスタイル相談所編集部

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